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息の長いご活躍を願って…話題のピアニストについて [日記]

 この数日、辻井伸行さんのバン・クライバーン国際ピアノコンクール優勝で話が盛り上がっている。視覚障害の部分がクローズアップされてしまうのはやはり仕方がないが、すごい偉業であることは間違いないし、長い道程だったと思う。
 けど、この方はまだ20歳で、作品はCD2枚とDVD1枚の3作。それにコンクール入賞は「殿堂入り」じゃない。これからの活動がもっと評価される過程のひとつだと思う。

 正直な話、彼のお母さんのペンによる本が2冊出ていて、しかも、昨年刊行のタイトルが大ヒットした漫画になぞらえたような「のぶカンタービレ!」というのは、あまりにも…首を傾げたくなる(きっと誰かがそそのかしたんだろうけど)。 そもそも、こういう本って、辻井さんの演奏が年齢や経験とともにもっと円熟味を増してきて、ある音楽家の経歴として形を残せるようになってきた時にでてくるものだと思う。

 ジャンルは異なるけど、同様の視覚障害を持つスティーヴィ・ワンダーや故レイ・チャールズ、デビュー前の仕事の事故で一部の指の先端部を失ったトニー・アイオミ(BLACK SABBATHのギタリスト)…彼らは、そういう障害のこと以上に、後年に残る多数の作品で評価されている。

 この辻井さんが周囲に振り回されず、これからも息の長いピアニスト、音楽家としての活動を続けられること望んでいます。

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